ChatGPTを開いて、
そっと閉じた夜に
開いて何か打とうとしたけど、何を打てばいいか分からなくて、そっと閉じた。
あの夜から、たぶん数か月経っている。ニュースでは毎日AIの話をしている。会社でも誰かが使い始めている。でも自分は、あの夜のまま。
今夜もう1回だけ、スマホで開いてみてください。
毎週書いている報告メール。長い会議のあとの議事録。取引先へのお礼文。やれば出来るけど、地味に時間だけ取られる作業。今、パッと頭に浮かんだ1つだけでOK。
ChatGPTでも、Geminiでも、何でも構いません。無料で使えるものを開く。
打つのは3つだけ。
「○○の下書きを作って。相手は取引先の部長。少し丁寧な言葉で。」
正しい打ち方なんて、ありません。日本語で頼めば、日本語で返ってきます。
AIが返してくる下書きは、だいたい60~70点くらい。そのままでは使えません。「ここは硬すぎる」「この1文は要らない」「もっと短く」等。
これ後輩や部下の資料を修正するのと、まったく同じです。20年以上やってきた人なら、息をするように出来るはず。
AIの操作が上手い必要はありません。直し方が上手ければ、それで十分です。
「もっと短く」と打つ。短くなる。「この部分だけ箇条書きにして」と打つ。変わる。「最後の1文だけ、もう少し柔らかく」。これで完成します。
3回やりとりすると「こう頼めば、こう返ってくる」が分かってきます。ここまで来ると、AIが急に「使えるやつ」に見え始めますよ。
下書きや要約は任せていい、AIのほうが速い。でも「この相手にこの言い方で大丈夫か」「この数字を出していいか」。
これは、現場を知っている人間にしか判断出来ません。
AIは速いけれど、責任は取りません。責任を取れるのは、経験がある人だけです。任せる作業を増やすほど、自分は判断に集中出来る。
AIは、あなたの仕事を奪う敵ではなく、判断に集中させてくれる相棒です。
月曜に1回、水曜に1回、金曜に1回。さっきの「下ごしらえ」を、AIに任せてみる。
3回目には、もう迷わず打てるようになっています。講座も、本も、要りません。自分の仕事で自分のペースで、まずは3回だけ。
ここまでは1人で出来ます。お金もかからないし、誰にも見られません。
ただ、やっていくうちに必ずこう思います。
「自分の経験と掛け合わせたら、副業になるのか?」
「同じ年代の人は、どこまでやっているんだろう」
その感覚が出てきたら、次に進むタイミングです。